聖闘士星矢 黄金伝説

聖闘士星矢 黄金伝説

『聖闘士星矢 黄金伝説』は、1986年にバンダイから発売されたファミリーコンピュータ用のゲームで、車田正美による人気マンガおよびアニメを基にしたアクションアドベンチャーシミュレーションです。このゲームは、原作の冒頭から始まり、最終的には黄金聖闘士との戦いへと展開される内容となっています。

当時、ゲームがリリースされた頃には、アニメの放送が絶頂期にあったわけではなく、黄金聖闘士との戦闘も未だ続いている状況でした。そのため、一部のキャラクターは登場せず、最終ボスも、当時の『週刊少年ジャンプ』で選ばれたオリジナルキャラクターとなっています。このゲームの続編として『聖闘士星矢 黄金伝説完結編』が提供され、教皇との決戦はそちらに持ち越されました。

ゲームシステム

プレイヤーは主人公のペガサス星矢を操作し、町や洞窟、山岳地帯など多様な場所を冒険します。敵を倒しながらボスが待ち受ける場所に向かいます。戦闘はバランスが難しく、ザコ敵との戦いも手強いことで知られています。また、システムが直感的ではないため、多くのプレイヤーが操作方法に戸惑った苦い経験があります。

戦闘はターン制で、星矢はHPとMP（コスモ）を持ち、ターンごとに攻撃や防御にポイントを振り分けて戦います。逃げることも可能で、ボス戦でダメージを受けても、魔鈴や美穂によって再挑戦が可能です。ゲームオーバーはありませんが、コスモが尽きると進行が難しくなるため、注意が必要です。続きはパスワードで保存されますが、時に過去の状態に戻る場合もあり、無駄に手間が増えることもあります。

登場人物

ゲーム内のキャラクターとして、主役のペガサス星矢のほか、ドラゴン紫龍、キグナス氷河、アンドロメダ瞬、フェニックス一輝などの青銅聖闘士が含まれています。また、強敵として登場する黄金聖闘士や暗黒聖闘士、白銀聖闘士などもいます。これらの多彩なキャラクターがゲームに深みをもたらしています。

続編とリメイク

続編として『聖闘士星矢 黄金伝説完結編』が登場し、アテナを救うために黄金聖闘士が守る十二宮をクリアすることが目的です。この作品は、前作の延長線上で十二宮の死闘を再現し、各聖闘士との戦闘が新たなアクション要素を提供します。

さらに、2003年には『聖闘士星矢 黄金伝説編 Perfect Edition』がリリースされ、前作と続編を一本にまとめ、グラフィックやゲームバランスも一新されました。2020年発売のニンテンドークラシックミニには、両作品が収録されています。

評価

『聖闘士星矢 黄金伝説』は、難易度の高さが特徴で、プレイヤーの多くはそのバランスを手こずる要因と感じていたようです。しかし、アクションゲームとしての魅力や、原作ファンのニーズに応える内容は評価されています。続編やリメイク版では、より洗練されたシステムが楽しめるため、過去のファンにも新たな体験を提供しています。

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